匿名さん 2022-07-06 21:24:24 |
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そうだな、和泉を此処で一人ぼっちにさせるのは少し気が引けるけど我慢してね。暫くは拘束しておくから快適には過ごせないかもしれないが。
( 愛しい彼とずっと二人きりで時間に縛られることなく過ごしていたいのが本望。しかし現実はそう甘くなく、彼を養うつもりで監禁した以上安定している今の職を捨てることは出来ず。然し彼との時間も捨てる訳にはいかないため休日は自宅で過ごしたりテレワークを混ぜて会社に行かず在宅で仕事ができるように調整したりと、自宅にいる時間を少しでも増やそうと思案しており。出勤するかどうかを気にする彼はきっとどうにかして逃げる手段を考えているのだろう。そんな希望を打ち砕くように現実突き付けては、拘束器具を解こうと奮励する彼を横目に申し訳なさそうに眉尻下げつつ笑い掛けて。ふと彼の口から出てきたネガティブなぼやきに聞き耳を立てれば、頭を抱え深い溜息を溢して。今まで扉に凭れ掛かり遠目に眺めているだけだったが、緩慢に一歩踏み出し彼の居るベッドへと腰を下ろす。振り返るように身体を捻り見下ろすような形で視線を絡めては、宥めるような口振りと共に彼の頭を優しく撫で遣り。その姿は上司である本来の在るべき姿であり過去にもこうして仕事で落ち込んだ彼を宥めたりしたっけ、と回想して )
……あのさ、和泉の空いた席を埋められる奴なんて早々居ないんだから会社側としても結構痛いんだよね。
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