鳴上 悠 2022-07-06 12:59:58 |
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ぷっ……君さ、僕の母親気取り?
(その発言に思わず素で笑ってしまう。
もはや悠君は僕が心配というより、僕の世話をとにかくしたいだけなんじゃないかと思い始めてきた。それを認識すると少し空っぽの胸が埋まった気がした)
……っててて……。ゴメン、悠く―― !?
(悠君が呻く声が聞こえた。
手に取っていた器は茶碗だった為落としても割れずに済んだが、
僕はそのまま彼の方に倒れてしまったようだ。
こちらも痛みが走っているが、両手を床につき上半身を起こして謝る。
途端、僕は今悠君を押し倒してしまっている状態になっている事に気づき言葉に詰まった。
目線の下の彼は、僕の顔を見上げていて)
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