鳴上 悠 2022-07-06 12:59:58 |
|
通報 |
痛っ。 ……
(鍋の音に反応した悠君に身体を押しのけられる。
後ろがすぐ壁だったのを忘れていてごん、と音が鳴った。
ぶつけた腰の辺りをさすりながら
僕は鍋の始末と朝食の支度を再開する彼の後ろ姿を見ていた。)
……冗談のつもりじゃ、ないんだけど。
(ぼそっと小さく一言吐けば、テーブルの傍に
もう一度座ってぼうっと虚空を見上げる)
| トピック検索 |