鳴上 悠 2022-07-06 12:59:58 |
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(僕が寝惚けているせい、と此方の見えている
彼自身の表情を否定する悠君に対して、もっと追及してやりたくなった。
昨日、僕が真犯人である事を知ってもなお僕を受け入れたのは悠君だ。それを今日に限って拒むのは身勝手にしか思えない。
ならいっそ、僕の事しか考えられないようにしてしまえば――。
先程まで腹の虫が鳴っていたのはいつの間にか消えていて。
僕の声に悠君が小さな息を漏らす。それはハッキリと僕の耳に入った)
あれれ、自分で子供って言っちゃうんだ。
子供扱いを嫌ってたクセにさ……それに、ホントに僕に離れてほしいの?
……悠君?
(肩を押されながらも、顔を背ける彼に僕は追い打ちをかけようと
相手の心をかき乱してやるように言葉を繋ぐ)
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