ううん、このままがいい。…って言っても、もう着いちゃうんだけど。( 気遣わしげに尋ねる彼女に、ゆるりと軽くかぶりを振って答え。しかし、先の方に慣れ親しんだ看板を見つければ僅かに眉下げて。ようやく視線を空から地上へと戻せば、その時を夢想しながら ) その時は月岡さんのところまで教えに行くよ。…授業中だったら、合図送る。