分かった。じゃあ真っ直ぐ俺の家に行こう。…あ。( 思いつきを実行しようと逸る気持ちから歩調が少し速まり、それに気がつくとぴたりと一度立ち止まってから元の速度へと戻して。よく晴れた濃紺の夜空と輝く星々を青空に描くと、無邪気な子どものように自然と口元が緩み )──冬になったら見てみようかな…。…俺、は、朝方の晴れた空と、教室の中から見る夏の空、かな。何となく。