……え。……ええー……、難しいな、月岡さん。( 思いがけない彼女の冗談に小さく吹き出して笑っていると、更に思いがけない彼女の返答に目を丸くする。この手の質問で回答を断られた経験は初めてで、しかも断られた理由も今までに聞いたことがない。弱ったような苦笑を浮かべつつ天井の方へ視線を上げると、自分が〝得する質問〟を暫し考えて )んー……じゃあ、好きな人いる?