……たしかに。( 自分の昼食を改めて見下ろせば、納得の声を漏らす。彼女の厚意と勇気を無下にするのは気が引けて、まるでプレゼントを贈るように両手で差し出されたデザートケースを、こちらも両手で大事に受け取る。少し考えて、その場で蓋を開ければ、丁度二人の中間辺りに来るように差し出して )ありがとう。そういうことなら、もらおうかな。……んー、でも、月岡さんも食べたいだろうし、半分にしよう。