( 教室へ向かおうとすると声が聞こえ振り返ればそこにはもう、彼の姿は無く。今の声はきっと彼だろうと思い後でお礼を言おうと決め教室へ着けばお弁当だけ取る時間も惜しく鞄ごと取り、約束した場所へと向かうと先に着いていた相手の姿を捉え鞄を抱え少し息を上げながら緊張した面持ちで )…向坂くん。ゆっくりでいいって言ってくれたけど待たせるの嫌だったから…その…。