匿名さん 2022-06-27 22:58:28 |
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(新学期当日、桜が咲き誇るその日に身支度を済ませ麗らかな春の木漏れ日、1年の中で秋と同様過ごしやすくなったその日は家から歩いて学校へ歩く。桜の花びらが風に舞うその日は朝から何故か気分も良く、運も良かった。いい事があるかもとフンフンと鼻歌を歌いながら学校へ着けば校門を通り張り出されたクラス名簿を確認する為にそちらへ足を進めて、目的のクラス名簿が見れる場所まで来れば、どこのクラスで誰と一緒だろうとズラリと並ぶ名簿に目をやり、自分の名前を探す。そうするとなんと幼なじみであり片想い中である彼の名前も一緒にある事を見つけ、嬉しいやら恥ずかしやら思う癖に口に出たのは「ここまで来ると腐れ縁ってやつ?」と素直のすの字も無い言葉。思わず口に出た言葉を誤魔化すように手で口を隠すもその手の中の口はどうしても喜びが隠しきれずに笑みを浮かべてしまっており、いけないいけないと気を引き閉めれば、玄関で靴を脱ぎ上履きに履き替えると教室へ向かう、自分のクラスの扉の前に立つとこの教室の中にいるであろう相手の姿が頭の中に浮かび頬の緩みが収まらない。頭を1つ振り深呼吸を1つすると教室の扉を開け、黒板に張り出されている自分の席へと歩いて荷物を置き、席に座れば、名簿の関係上自分の前後、もしくは自分の隣になりうる相手の姿が見えずまだかなと少し心待ちにしており)
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