「起きたか。これ何本に見える?」(頭と肩に包帯を巻き、腕から痛み止めの点滴を刺して眠る紅花の側で本を読んで待っていればゆっくりと目が開き声をかけて。指を三本立てて意識の確認をすれば、か細い声で答えが返ってきて意識がはっきりしていることを確認する。そのままマリーナの様子や紅花が療養中の仕事について相談して)