匿名さん 2022-06-25 23:59:19 |
通報 |
──っ!…あんなの、反則だろっ。
(彼女が2階の自室へ行ったのを音で確認し、部屋のドアが閉まる音が聞こえれば必死に抑え込んでいた緊張から解放された様にストンッと床に座り込み片手で顔を覆えば、気持ちを吐き出すが如く顔を真っ赤に呟いて。煩い程に鼓動が鳴り止まず、頬に触れた感触とその後の唇の感覚からまた思い出す。自分が起こした行動に後悔はしていないのだが、あまりにも意表を突かれてあの様な可愛い表情をされては身が持たない。
なんとか書類を拾い上げ、ソファーへ移動するが先程の光景が頭の中で何回も映像として繰り返され集中出来ずに。「あ"あああっ、くそ!集中出来ねーっ!」と髪の毛を掻き乱し、徐に立ち上がれば残していたコップの水を一気に飲み干してキッチンへ。火照りを覚ましたい気持ちもあって化学元素を言葉にしながら使ったコップを洗う。結果としてそれでも火照りは冷めず、シャワーを浴びてから自室で書類の確認をするかと決めて書類片手に階段を上り、彼女の部屋前を通り過ぎて自室へ。書類をサイドテーブルに置くと、着替えを代わりに持ち部屋から出て浴室へ。)
トピック検索 |