──ありがとうございました。 (いつもの如くメニューをこなすと部活終了の時刻となり、最終的に組手相手となってくれた先輩に礼を述べ。ふと周りを見れば師匠が最後まで来なかった事に心の何処かでホッとすると同時に教師として仕事が忙しいのだろうと思いつつ、ポタポタと流れる汗を首にかけたタオルで拭いながら同級生と高校生らしく少しばかり会話をして時折笑みを浮かべ)