【 GL/魔女/学園 】　いつか散りゆく貴女へ　【 途中参加歓迎 】

∇ ソルシエールの庭園とは

　いつから存在するのか定かではないが、世界中より14歳から19歳までの少女を集めて魔術界の頂点に君臨する“魔女”を育成する、全寮制の教育機関。生徒たちは魔女の蕾と呼称され、ある儀式を経て魔女となった者に与えられる、“フルールの蜜”を求めて日々魔術の研鑽に努めている。

　ソルシエールの庭園では、毎年初雪が降った日の翌日に“アロゼの宴”という儀式が行われる。儀式の内容は“ブルジェ”と呼ばれるその年の代表4名の殺し合いであり、生き残った最後の一人が魔女となり、どんな願いも叶えるというフルールの蜜を手にすることが出来る。


∇ 魔女の蕾の生活

　教育機関とは言いつつも、ソルシエールの庭園においては教師や師匠といった明確な指導者は存在しない。そのため、生徒各々で書物や伝聞から学んだり、上級生の指導を受けたり、模擬戦を行ったりしながら、日々訓練を重ねてアロゼの宴を目指している。

　 ソルシエールの庭園は、5つの学舎とその周囲に広がる森からなる。森の外れの敷地の端には不可視の障壁があり、生徒が庭園の外に出ることは出来ない。東西南北と中央にやや離れて建てられた古風な洋館とその周りが主な生活範囲。森に生き物の気配は殆どないが、時折鴉の声が聞こえる。

　中央の学舎には、全生徒の寮の他、いつの間にか食事が並ぶビュッフェスタイルの食堂や、膨大な量の書物が収められた書庫、美しいステンドグラスのある聖堂、一年中様々な花が咲き誇る温室、などの施設が並ぶ。四方の小さな学舎は各クラス専用で、教室兼カフェスペースとなっている。

　制服は天鵞絨色のセーラーワンピース。白いセーラーカラーがアクセント。所属するクラスによって違う種類のタイを身に着けている。寒い時期の防寒着はベージュのカーディガン、もしくはチョコレートブラウンのケープコート。寮内での部屋着は、ゆったりとした乳白色のネグリジェが支給されている。