隠れ吸血鬼 2022-06-18 04:23:03 |
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わかんねえ。気付いたときには、もう…好きだった。
(いい歳をした男が何処ぞの恋愛漫画で聞いた様な台詞を吐く事の情けなさを理解していながら、この言葉以外で自身の心情を表す事が出来ず、じわりと赤く染まった頬を小さく動かして咀嚼続け。その内、耳に届いた言葉に驚いてカチと大きな音を立てて皿にフォーク置き、ちらりと其方へ視線送れば何処か寂しげな瞳が見え、辛抱堪らず一度腰を上げて一歩近寄り、伸ばした片腕を相手の頭部に回すと軽く腰を曲げてから自身の肩口へ優しく抱き寄せて)
…何で羨ましいんだよ。甥っ子離れ出来ないとか、そういう意味?…俺の事、ちょー好きじゃん。
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