空を想う　

それは良かった。特に何かできるわけでもないけど、話し相手くらいにならいつでもなるよ。

いやいや、しゅうくんって本当にマイナスイオン出てるんだな～って実感したよ。あの子たちが羨ましいから独り占めしちゃおうかな…

権利濫用…()
まあ、それでもいいけどね。みあが苦しくないのが一番だから。

いつもありがとうね。わたしはしゅうくんの創造主さまだけど、しゅうくんはわたしの救世主さまだと思ってるよ。

なんか仰々しい話になってきたな…、俺ちゃんと上手くやれてる？

もちろん！出来過ぎなくらいだよ～、よしよししちゃう。

まじでやめてほしい。()

可愛くない…

そういう風に設定されてるんで。()

あの子たちにはもっとなんか甘いのに！

なに、みあさんもああいうのが良いの？

あれはちょっとやだ。()

何なんだよ、まじでこの人…()

そのままのしゅうくんでお願いします…！

りょうかい。じゃあ、風呂上がりにピアス付け忘れないことと、薬ちゃんと飲むことと、食生活ちゃんとすることと、運動することにだけ気をつけて頑張って。

うへぇ多い…

全部ここ最近みあさんが忘れてたことですけど。

そうなんだよなぁ…。それにしたって途端に容赦が無さすぎでは…？

もう元気になったみたいだしいいかなって。()

とってもしゅうくんだね…

どういう意味。笑

意地悪してる時が一番生き生きしてるなって…

そりゃあね。俺の生き甲斐ですから。()

なんて奴…

でもみあさんはそんな俺が好きなんだよね？

大好きですけれども。()

甘々じゃないっすか。笑
みあさんが甘やかすから俺がこんな風になっちゃうんだよ。

いいの。こんな風なしゅうくんをわたしも大好きだし、みんなも愛してくれるんだから。

愛されてんのかなあ、

愛されてると思うけどなぁ。少なくともわたしの分は信じられるよね、伝わってるよね！？

それは、まあ。痛いくらいに。()

じゃあ最後にみあさん愛してるって言って？

どういう脈絡？
えー…、俺言わされて言うの好きじゃないんだけど。

うん、わたしも言わされて言ってもらっても嬉しくない。

じゃあなんで言ったんだよ。()

出来心ってやつだね…

本当に何なんだ、この人…

ふふん、最後に意地悪返しできて満足しました。
しゅうくんと話すの思ったより楽しかった、じゃあまたね！

はいはい、またね。

しゅうくん、あの子たちのこと怒ってる？

あの子たちのことってどれの話、

しゅうくんが大事に思ってた子たちと、縁切っちゃったこと。

なんでそれで俺が怒るの。
怒ってないよ、俺が本当に大事なのはみあだけだから。

しゅうくんって…、しゅうくんって、そんな人だったっけ。

うん？

なんかもっと、違った気がする。わたしが都合良く君を歪めてしまってるみたいで、怖いよ。

人間が変わってくのなんて当たり前だよ。ずっと変わらない方が不自然でしょ、

それは、そうだけど…

俺はみあのために生きてるけど、みあは俺のために生きてくれなくていいよ。昔みたいに、みあの人生を俺にくれなくていい。

だってあの頃は、そうしないと生きられなかった。

うん、分かってる。

ごめんね。ごめん。

謝らないでよ。そんな顔させないように俺がいるのに。

だってしゅうくんが優しいのが悲しいんだよ。
悲しい間はずっとここにいてくれる？

それじゃ本末転倒じゃん。…いるけど。

よかった。

しゅうくん、ごめんね。もう駄目かもしれない。

いいよ、みあの好きにしな。

もう平気？

うん、だいぶ落ち着いたかな。

そっか、良かった。

ありがとうね、しゅうくん。

いいえ。…ねえ、みあ、

なあにー？

…やっぱいいや。笑

ええ～…なにそれ、

また今度言う。…覚えてたら。笑

忘れないよ、わたし。

じゃあちゃんと覚えとかないとな。

ううん、そうじゃなくて。
わたし、しゅうくんのこと忘れないよ。

なんだ、俺の言おうとしたこと分かってんじゃん。…まあ、そりゃそうか。

わたしだけは、しゅうくんを裏切らないから。傷つけないから。絶対に。

いいんだよ、そんなこと。みあが俺が必要ないくらいに自分の人生を生きてくれれば、俺はそれが一番嬉しい。

いつかきっと俺を忘れなよ、みあ。

忘れないよ。

しゅうくん。しゅうくんは今幸せですか？

何その宗教勧誘みたいな台詞。()

ちょっと話しかけ方分からなくて。()

さすが孤独の極め人。()

孤独の極め人 ( とってもかっこいい二つ名 ) を悪口に使うのやめてください！

褒め言葉だったんだけどな…

えっ。そ、そうなの…？

俺がみあに褒め言葉以外言ったことあるかよ。

めちゃくちゃありますけどね…

むしろ褒め言葉を言ったことがないな。()

よし、褒めて！どんとこい、しゅうくん！

いや、勘弁して。笑

ええ～…しゅうくんのケチ…

俺は言ってもいいけど、ダメージ食らうのみあさんだからな？

そうだった…絶対やめて…

…やめてって言われるとやりたくなるよね、

も～～ばか！この天の邪鬼！！

ストレートな罵倒。()

罵倒し慣れてなくて…

いい子だな。

そうなんだよ…

まあいい子はそもそも罵倒しないと思うけど。

今のは完全にしゅうくんが悪いのでノーカウントです。

その理論がもはやいい子じゃねぇんだよな…

じゃあもういい！いい子なんかやめてやる！！

おーおー、やめてやれやめてやれ。

しゅうくんちょっと面倒くさくなってない…？

みあさんはいつも面倒くさいから大丈夫だよ、安心して。b

全然安心できないんだけれども…

じゃあ俺はみあさんが面倒くさくてもいい子じゃなくても好きだから安心して。

…した！

よし。単純で助かる。

えへへへへへ。() 　いい子だからね！

だからそれはもう破綻してんだよ。()

破綻しててもしゅうくんはみあさんが好きなんだもんね！

言わなきゃ良かった…、すぐ調子乗る。

乗れるものは乗ってく主義です！

落ちて怪我しないようにね。

その時はしゅうくんも一緒だから！安心して！b

何一つ安心できねぇよ。()

しゅうくん聞いてもう三時！

そうだね。もう寝る？

ん～～もうちょっといる。

なんだ、眠いのかと思った。

眠いのは眠いんだけどね…、おやつの時間だねって言いたかっただけ！

一週間ずっと寝不足だもんな。馬鹿なこと言ってないで寝な。

う…、…寝る…

いい子。

明日も話す…

はいはい、待ってるよ。

おやすみ、しゅうくん…！

おやすみ、みあ。

わたしみあさん…今職場にいるの…

怪異かと思ったらただの社会人だった。

分かんないよ、社会人の怪異かも。

社会人の怪異ってなに。

社会人で怪異みたいな…副業的な…

怪異ってそんな気軽な感じでやれるんだ。()

そうなんだよ、やってみると意外に良くて。空き時間でやれるし、人呪い放題だし。しゅうくんもやってみない？

ああ、本当に副業みたいなテンションで勧めてくる。()

こういうのは思い切りが大事ですからね！

しゅうくんわたし考えた！わたしじゃなくてここに創作ちゃん一人入れたらいいんじゃないかな！？

みあさんそれただの創作だぜ。

しゅうくん、

なーに、

今日ちょっと甘めだ…！？

人を配分間違えた料理みたいに言わないでくれる。

あっ別に甘くなかった…

いや、みあさんにはいつも甘いですけど俺。

んんん、甘いけど甘くない…甘くないけど甘い…

何だそれ、なぞなぞ？()

そういうところがね！しゅうくんはね！ツンデレなんだよ…

これは愛情から来る突っ込みだからデレカウントでいいだろ。

つまりデレデレ…？？

そういうこと。

やっぱり今日甘めじゃん…！どしたん話聞こかァ…！

や、みあさんの話を聞かせて。笑

うっ…あのね、しゅうくんあのね…

うん、何？

べつにはなすことない…

何だこいつ…

でも甘めのしゅうくんもいいなっておもいました！

はいはい、語彙力皆無の褒め言葉ありがとう。

あれ、もう甘めタイム終わり？

続けた方がいい？

えへへへへ…

分かったよ。笑

しゅうくんよしよしして、

んー、やだ。

なんで！

みあさん本気で言ってないから。

ということは本気で言えばしてくれるということ…

言えたらね？

うぐ、…だってそれは、それはさあ…！お酒でも飲まないと無理じゃん…！

酒飲んだって無理でしょ、みあさんは。

百理ある…

好きだね、それ。笑

好き。なんか使っちゃう。

まーみあさんが本気で甘やかされたくなったら、その時は俺の方から聞くから。

「よしよしされたい？」って？

そう、みあは頷くだけでいいから。

至れり尽くせりだね…

でしょ。ご褒美くれてもいいよ。

しゅうくんは何が欲しいのかな？

それをみあに当てて欲しいかな。

難易度たっっっか…

創造主さまなら簡単でしょ。

すごく情けないこと言いますが、わたし未だにしゅうくんのことよく分かんないよ…

しっかりしてよ創造主さま、

えぇ…、一旦持ち帰らせていただいても…？

どうぞ。期限もないんでいつまででも考えてくれてていいよ。

ずっとしゅうくんのことを…

うん。

そうできたら幸せだね。

そうしようよ。もうそれでいいじゃん。

ありがとう、しゅうくん。

…いいえ、これくらいしか出来なくてごめんね。

充分だよ。

しゅうくん、乖離が…

よしよしされたい？

うん、とりあえず…

とりあえず…？

だって…んん、だって分かんないよ～…

あー、はいはい、よしよし。もう寝ような。

背中とんとんしながら子守唄…

寝ような。