「…マジダリぃ。」 携帯をスリープモードにすると環は包装を破った駄菓子を齧りつつ服を脱ぎ、浴室に入ると数分後にはもう出てくる。 「…寝る以外全部終わった。後好きに使えよ」 城崎の部屋の扉を薄く開いて声を掛けると、環はそのまま立ち去っていった。