学園長 2022-06-02 14:07:47 |
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どうしても召喚術というものは召喚獣との相性が絡んでくるから、努力ではカバーできない領域も存在する。つまり、キミの場合は今回の題材とたまたま相性が合わなかっただけだということさ。
( 昼過ぎの研究室、己の元へと訪ねてきた生徒の悩みはどうやら、基礎的な召喚が何度行っても成功しないことらしく。基礎とはいえフィーリングが重要となってくるこの魔術では、対象の召喚獣との相性が致命的に合わなければ呼び出しが非常に難しくなるということも当然ながら有り得る。今回の彼は才能が無いわけではなく、その相性が合わないのだと見立てれば彼の自信喪失を避けるべく、個別指導をいずれ行うという約束をして帰し。一人になった研究室で、時計を見ればまだ午後の授業までには時間の余裕がある。この分なら、もう一人や二人は学徒が訪ねてきてくれるかもしれないと、束の間の暇を持て余している問題児は期待を膨らませながら、ビーカーに淹れた珈琲で一息をつきつつ足元にまとわりついてくる青白い霊体の犬を撫でて。 )
(/ALL文投下させていただきますっ!まだ余裕があるので絡んでいいよという方には絡みに行きますので、今後ともよろしくお願いしますー!)
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