匿名さん 2022-05-22 01:20:09 |
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え…──う、うん。新一がそう言うなら…誰にも言わないよ。
(足を止めて振り返り、告げられた言葉に目をぱちくりさせながら真剣な表情の彼をじっと見つめる。普通に考えれば、こんなに有り得ない事が起きているのだから周りの全員とは言わないまでも、可能な限り多くの人の協力を仰いだ方がいいと思ってしまうのだが。警察にだって相談すべきだし、身体の事も心配だから病院で診てもらうべきだろう。結局、それでも彼が秘密を打ち明けようとしない理由は曖昧なまま分からず終い。彼は危険だからだと言っていたけれど、危険なら尚の事警察に言うべきなのだから、まだまだ自身の知らない深い事情がありそうだと何となく感じ取って。当然気にはなるが、彼が話さないと決めたのならこれ以上自身が追及する事ではない。自身は、幼馴染みが無事でいてくれればそれでいいのだ。最も知りたかった事は打ち明けてもらえた。彼のその決断を踏みにじらないよう、信じて彼の言う通りにしようと決意。ゆっくりと頷き、それから不安げに瞳を揺らし確かめるように言葉を続けて)
でも、一人で無茶したりしないでよね?新一…
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