愛を謳う　【 ホスト/BML 】

>　コウ


ワインにするか､御前が良く飲むお酒だしな｡
（　グラスの中のお酒を全て流し込んで机にとん､とグラスを置いて｡次のお酒を聞かれれば彼が良く飲む好きなお酒をと思いワインと口にして｡「こんなのでも一応俺社長だからな､出勤しなくて済むだけ楽だ｡…相変わらずコウは優しいな､心配性か?」と体調を心配してくれている彼を優しいと言い｡休みなのに休みじゃないが､出勤するのとしないのとじゃ又気分の落差が違うくて｡「コウは､此の仕事楽しいか?」と此の仕事が楽しいのか気になったのか問い掛けて｡「御前が送ってくれんなら酔い潰れても良いかも､なんてな｡」と冗談混じりに返答しながらふ､と軽く口角を上げ｡対等に話が出来る相手なんて早々居ないし､喩え客とホストだとしても同い歳で対等に話せないのは何処か残念だと思ってしまう　）



>　ナギ


…俺はまあ､普通だぞ?素敵な社長になれれば良いんだけどな｡
（　素敵な社長さん､という言葉に一瞬反応が遅れるも少ししどろもどろになり俺は普通だと伝えて｡素直な彼は新人らしくとても若くて､其れが自身には眩しく感じて「そうだな､生きるだけで凄いことだからな｡」と同調した様に納得したのか頷いて｡乾杯すればお酒を喉に流し込み､疲れた仕事終わりのお酒はやはり美味く感じて　）



>　トワ


相変わらず御前は大変だな､俺の所に来てくれて有難う｡
（　他に指名されていたにも関わらず､周囲を良く見て誰も俺の所に行けないと判断し動いた彼はやはりNO.1という素質は有り｡彼の頭へと手を伸ばしかけたが彼の髪などセットされていて崩れてしまうのは駄目だと思い肩にぽん､と軽く手を置いて感謝の言葉を伝えて｡スッと差し出された手を掴めば彼の言葉に少し眉を顰め「…休憩しろよ阿呆か｡でも休憩より俺を選んでくれた事は嬉しいからな､じゃあ御前の休憩みてぇにのんびりしような｡」と働きっぱなしの彼の心配をするが休憩より俺を選んでくれた事がとても嬉しく　）