スレ主 2022-05-21 01:01:00 |
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( 曇天の下。鎧に全身を包まれた兵が横に列を成して、前へ前へと大地を前進する。
兵より前方の向こうには、部族の集落が。
そして集落からは、部族戦士の数々が、槍を持って、雄叫びを上げて、鎧の兵へ特攻を試みる。
しかし、その都度、激しい稲妻が辺り一面に炸裂して、部族一人一人を軽々と蹴散らした。まるで、電気柵で自ら自滅する小鳥や鼠のような有様で。
兵達は、何ら特別を行っていない。ただ整然と横列に並び、規律正しく、歩み進んでいるに過ぎないのだ。
鎧の兵に、特攻する部族は、兵に触れた瞬間に激しい閃光と共に散る。百人、三百人、五百人と、特攻する部族。しかし、特攻すればする分だけ、あたりに転がる痛ましい屍は増えて… やがて、部族は順長に制圧されていく。)
…あぁ、北の民と先祖を同じくする少数民族の皆様…。
( 異形男は、その兜の下で、愉悦に微笑んだ。
残された部族は、抱き合う女と子供。そこへ忍び寄る鉄の兵は、残る抵抗勢力を各自、剣で、臓物を引き出して、殺していく。
そしてその一方、兵の列を引き裂いて、大柄の異形男、”残酷騎士団長”が、女と子の残された部族集落の前に降り立った。)
此度の神聖なる西地での”反乱”には、感謝しかありませんねぇ。
少数部族の皆様。安心してください。そんなに怖がらないで。大丈夫です。我々、西の民が、エーリィ王の名の下に、責任を持って、あなた方の、その体、その心を、その命を、余すことなく、活用させていただきますので。誰一人として、不平等はありません、安心してください。
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