主 2022-05-14 16:43:39 |
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>43 安曇
( 浮かべた笑みとは裏腹に相手の言葉は重たかった。けれど──「 寂しさを紛らわせるならそれでもいいって思ったかもよ 」自分ならそれで構わない、と言う言葉は飲み込む。空気を震わせた相手の笑い声にこちらも小さく笑みを零せば「 やっぱり人質は違うのにする。安曇さんまで死なれたら余計眠れなくなるだろうし 」結局の所何を犠牲にする事も出来ないのだと。胸の奥にちくりと感じた棘のような痛みに見ない振りをして )
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