主 2022-05-14 16:43:39 |
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>>姜
── ぁ、。
( 遠くからでも分かるネオンに反射するシルバーと、暗い夜空を登る金の龍。どんなに人が多くてもキラキラとそこだけ輝いて見えるようなそれに華がぱあ、と2つの月を輝かせたのも束の間、彼の隣にとまる艶やかな蝶に思わず足と声を止める。甘ったるい蜂蜜のような重たく蕩ける声と、彼のチャンパオを掴む美しく彩られたネイルが飾る細く美しい手。…自分が持つ其れとは程遠い、美しい手。彼がこんなところで遊び呆けるような人間でないのはよく知っている、きっと仕事できているのだと。接待か、それとも誘われて行った先なのか。それでも自分以外の誰かが彼に触れていることになにだか胸が痛くて、キュ、と悲しげに眉を寄せた一輪の椿からは 「 … 姜。 」 と、自分が意識をするまでもなく零れた彼の名前が賑やかな中華街の雑踏に溶けるようで。 )
( / 空白について、大変申し訳ございません…!
以後無いように気をつけます……!/蹴可 )
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