主 2022-05-14 16:43:39 |
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>274 鴉様
なるほど。じゃあ、喋らなければもう少し驚かせられたかなぁ。――ここに来るまで、結構親父さんの愛人に間違えられてたみたいだし。
(その返答に納得したように頷けば、道中すれ違った若衆たちの反応を思い出してくすりと笑みを浮かべる。多少声色を姿に寄せることくらいはできるが、今それをする必要も感じなければ、素で喋っている方が当然楽と言うのもあり、いつも通りの声音で若衆の勘違いについて口にして。次いで降ってきた言葉は、さて、どう受け取ったものだろうか。着飾った動機が動機だけに、複雑な心境で彼の視線の先を追うように空を仰げば、雲一つない空と月明かりに照らされた葉桜に、”これ”でいいかと口を開き)
――そうだねぇ。
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