.*＊ 薔薇に刺あり、　〆　

●喋り方について

大賛成です、是非その方向でお願いします！最初はそれこそ正常だと思っていた猫被り時の口調に、女の子と過ごす時間が長くなるにつれ逆に嫌な予感を覚えるようになったりしても面白いですね。


●ロル形式について

良かったです……！相手に気兼ねせず変動してOKというのも賛成です。形式について、挙げていただいたどれもむしろ好みの範疇であり、およそ問題ないかと思います。
好みを強いて挙げるとするならば、「手を差し出す」→「手を掴む」のみの小さな行動描写のみを繋ぎ続けるのは展開があまり進まず苦しいと思うので、程よく確定を使い展開をどんどん進めていけたらいいなと。


●世界観について

お互いに知っている版権からの引用も素敵だなと思ったのですが、主様の提案してくださった「３」の流れが素敵なので是非それでお願いしたいなと……！

それまでは普通に成人女性と付き合いを持っていた男がオークション会場で女の子に一目惚れ（ただし女としてというよりどこか美術品に対するそれに近い）、そのためやがて明らかになる女の子の本性に落胆すれど容姿は変わらないので苦悶しつつもそばにおく……というイメージです。
男側の職業について、ハイファンタジーの場合は世界中に眠る古代遺跡なり他民族に盗まれた摩訶不思議なお宝なりを探し求める冒険家に近いトレジャーハンター、ローファンタジーの場合は世界中の芸術家から美術品を仕入れる美術商兼怪しげな情報屋・運び屋をイメージしております。後者の場合、銃や鉄道は普及しているがまだ馬車なども走っている年代が美味しいかなと。
世界観も併せ、どちらがより好みでしょう……？


●萌え萎えについて

回答ありがとうございます、早速反映して作成してみましたのでご査収くださいませ。


○ヴァレリー／通称・偽名

○肩にかかるほどではないがごく軽く梳くことができる程度の長さの、艶やかな金髪。前髪は真ん中分け。瞳は深い緑色。ごく薄い顎髭あり。彫りの深い顔立ちで、眉と目の間は狭め。身長180cmとほかの男に比べ頭一つ突き抜ける長躯。服の上からも顕著に見て取れるというほどではないが、程よく筋肉質な体形。質は良いが着古しているとわかるくたびれた外套やシャツ、スラックスに身を包む。

○少女より９～14歳ほど歳上。実はかなり名のある家の三男らしい。しかし領地での実権がほとんどないことから中途半端な立ち位置と義務を放り出し、その身一つで世を渡り歩いてきた結果、今の職で一財産を築く。しっかり領地運営に勤しむ兄からは早く帰って来いと言われ、何やら追っ手まで放たれているようだが、のらりくらりとかわす日々。

○大抵は気怠げ。基本的に自分の身に降りかかることでなければ我関せずのスタンスを貫く。社会の不条理や宿命論といったものにもある程度逆らわず、各地の警察や守衛とも（その質はいいくせにだらしのない身なりによって露骨に怪しまれながらも）上手くやろうと努力する。とはいえ最低限の人情や倫理観は持ち合わせており、こっそりがっつり反抗したりやり込めたりすることも少なくはない模様。

○愛煙家で、昔特注で作らせた美しいオイルライターを肌身離さず持ち歩く。また自分の容姿を少しは自負しているようで、「まあ俺は美男子だからな」といった系統の発言が口癖。そのファッションでか、というツッコミにはどこ吹く風。

○適当に生きているようで、「美しいもの」に心奪われる一面を持ち、それを手に入れたり、本来あるべき場所に戻したりするためならば、密かに静かな情熱を燃やす。美しいものは何でも手に入れたいというより、あるべきものはあるべき場所に、求められるものはそれを正しく欲している人の手に、だれのものでもないものは吟味した上で適切な場所或いは己の手のなかに、という考え方。時によっては作品を手掛けた画家や彫刻家を守るために体を張る。このため普通のお宝泥棒などとはむしろ対立する立ち位置なのだが、いかんせん本人が「美しいもの」好きであることにより警察などから混同されがちで、それについてはかなり不満気。むしろ警察や財宝鑑定団の見方だ、というのが本人の弁。

○あちこちを渡り歩き、探索や交渉に勤しむ職業上、基本的に決まった住まいを持たず、一か所に長居する場合は常宿を根城にしている。また各地に同業の知り合いと秘密の倉庫を持っており、それを活かし財産を分散して隠しているとか。

○年齢相応の女性経験はあるものの、彼女たちと人間づきあいをしたことはなく、本当にただ関係を持っただけだった様子。良くも悪くも「美」という曖昧な概念のみを愛しており、ある程度の社交はこなすが深くは興味を持たなかったようだ。それが初めて崩れたのは、最初こそその美貌に惚れ込んだ例の少女と深く知り合ってからのこと。ただそこにあるだけの財宝や美術品と違い、強烈な魂を宿して動き回る彼女に振り回されているうちに、そこに惹きつけられていく。……仲間内から若干のロリコン疑惑が持ち上がるようにもなるが、本人は全力で否定。