匿名さん 2022-05-04 19:01:27 |
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……おや、もしかしてお隣さんですか?
(自分の部屋の隣の扉の前で立つ女の人の後ろから、カンカンとアパートの鉄製の床を踏む音を響かせつつ、そう声をかける。
自分の部屋の隣で立ち、自分の部屋の方を見ている様子を見てもしやお隣さんかなと思い声をかけた。……風にしているが、実際は違う。俺はこの女の人のことを知っているし、この人が隣に住んでいると知っている。
なぜって? 俺がその隣を選んだからだ。)
僕は神崎 秀也と言います。先日こちらへ引っ越してきたのですが……すみません、こんな形での挨拶になってしまって。
(照れ笑いをしつつ少し申し訳なさそうに頭を掻きながら。
たまたま家の前で会った形で、なんて意味だが、これも別に偶然でもなんでもない。この女性、香坂夏月さんは今日はケーキ屋でバイトがあり、このくらいの時間帯に帰ってくることは知っている。そしてそれに合わせて自分もここに帰ってきている。そう、つまりこの出来事は必然なのだ。)
(/ 素敵な先レスありがとうございます。
すみません、今まで少し外していたものでお返事出来ず。
こちらこそ改めてよろしくお願いしますね。)
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