人魚の恋の行く末は 〆

多分、彼らなら君のことを知ったとしても口外はしないと思う。それくらいには信用している。…家に入れるということは、あの水槽も見られる。上手く誤魔化すことはできても、あいつらは何か勘づくだろう。どうする？
( ルナと再び車に乗りこみ、車を走らせる。ルームミラーから彼らがついてきていることを確認する。この先家に彼らを入れることになるということは、少なからずルナのことについて話さなければならない場面が出てくる。いくらでも誤魔化すことはできるが、彼女はどう思っているのだろうと尋ね。)

透が信頼も信用もしている人達なんでしょ?
それなら私は問題無いよ…それにあの人達勘鋭そう。
隠すの手間になると思うし、それなら全部話しても大丈夫。
(自分からすれば知恵と推理力が超人と思っている相手の友達?となれば、きっと頭も推理力も相手に負けず劣らず良いのではと思っており、相手が信頼信用している人達なら口も固くて面白半分で人に言ったりしないだろうし、何より誤魔化すのは相手でその手間や迷惑をコナンにもしているのにこれ以上掛けたくないと思い、全部話していいと了承し、信じて貰えなかったら姿も見せるとまで言って)

そう言ってくれて有難いよ。
( 相手がそう言ってくれることが本当に有難い。彼らのことは本当に信頼しているし、大切な仲間なので出来ることなら嘘はつきたくない。ある程度の覚悟をきめて、車を走らせればアパートの駐車場につき。)



〈松田〉


へぇ、ここに住んでんのか。
( 車を駐車場にいれれば、こちらも車から降りて。アパートの外観をまじまじと見て、｢お前にしては地味なアパートだな？｣となぞの持論を持ち出せば)

〈ルナ〉
どういたしまして?
でも、私も透にお世話になってるからこれくらいお安い御用?っていうやつ。
(他ならぬ相手の友達だからこそだよと笑いながら言って。駐車場に着けばいつものようにシートベルトを外し、車からは出れるもやはり足痛いと思うも、やっぱり歩けないと相手に負担掛かるかなと思い、1歩踏み出せばズキリと痛みはしたが、慣れてしまったのか歩けそうな気がして、数歩歩ければ、初ではと自分の進歩に目を輝かせ)

〈諸伏〉
まぁ、カモフラージュの為じゃないか?
あとこの位の広さが好きだったりするんだよ。
(一応設定が設定なだけに高級マンションに住めば怪しまれる可能性もあるからカモフラージュ兼相手の趣味と言えば、先に着いた2人に目をやり)

〈萩原〉
俺としてはあんな美人とどこで出会ったのか聞きたいねぇ
(滅多にお目にかかれないレベルの美人と出会う確率なんてかなり低そうだし、あの真面目って言葉が似合う相手が所属している部署からして恋人なんて作らないと思っていたのにとそこが気になるのかそう呟くと「まぁ、それも込みで話してくれそうだし?」と松田達に笑いかけ相手を茶化す気満々で)

〈松田〉

それな。俺もそれが気になってよ。
( 萩原の言葉にウンウンと頷くと。早くその話を聞いてどんな風に答えるのか楽しみだとご機嫌で。)


〈伊達〉


お邪魔するぞ。
さすが、部屋の中綺麗だな。
( 玄関から部屋へ入ると相手らしくきちんと片付けられている様子を見て。几帳面で真面目なところは部屋にも出るのだなと改めて感じる。 )




〈降谷 零〉

ルナ、今少し歩けたな。すごいじゃないか。
( 自分の手を借りず自分の力で歩いた相手の姿を見て、少し感動をして。しかし、まだ痛む様子なので無理はしないでほしいと言いつつも頭を撫でて。そこから部屋に入るまではしっかりと手を引いてサポートし。)

どうぞ。って言ってもお茶くらいしか出ないぞ。
( 4人をリビングへ案内しつつ、ルナを椅子に座らせ。自分はキッチンへ行くと、人数分コップを出しお茶を入れておぼんにのせて運ぶ。)

〈ルナ〉
これなら、自力で歩ける日も近いかも?
(数歩とは言え自力で歩けた事には自分でも凄いと思っており自分で自分を褒めて。それからは手を引かれながら歩き、部屋の中に入ればいつもなら気にならないがこの部屋には似つかわしくない己の水槽にいつ突っ込まれるかと少し緊張しており)

〈萩原〉
お邪魔しまーす。
おぉ、流石降谷ちゃんの部屋って感じ………何、あの水槽。何?熱帯魚でも飼う予定だったの?
(松田達と共に部屋に入れば綺麗な玄関に相手の性格が出てるなぁと感想を述べれば。部屋に入った途端に存在感がありすぎて違和感でしかない水槽に思わず何あれ、と問いかけ)

〈諸伏〉
(相手の性格上、要らないものを置くような性格では無い、ならあれが必要だったのと処分する日が無い状態である事からあの水槽はここ最近の物。となれば同棲している女性が気にならない訳が無いため口の上手さで誤魔化したか、もしかしら必要なのはあの女性だった?とまで行きつけば。あの女性はもしかしたら組織絡みで何かあったか、だがあの組織がただ容姿の美しい女性に何かするとは思えず、あの女性には何か秘密があるのではと元々潜入をしていただけに1番早くその事に気付き、相手に目を配らせて)

〈降谷 零〉

どこから話せばいいか。
…ルナとは闇オークションで出会った。聞いたことはあるだろう。そこで、ルナはオークションにかけられていた。…世にも珍しい人魚として。
( 自分も椅子に座ると、やはり水槽に突っ込まれれば覚悟を決めたのか、ルナを見て安心させるように頷き。自分とルナとの出会いを話し始める。果たして彼らは信じてくれるだろうか。どちらにせよ、彼らを信用して話をしようと決めたのは自分なので後悔はしない。固い決意でゆっくりと話し。)


〈松田〉

( 部屋に入ってすぐの水槽には一同、同様の反応。そして、恋話をするには妙な緊張感が張り詰めた。そして彼から紡がれた言葉からは聞き馴染みのない言葉が聞こえ、思わず｢は？｣と声が出る。ゼロが嘘をついたり誤魔化したりするはずはない、とは思いつつも、驚きは隠せず。)

〈萩原〉
人魚って………いや、降谷ちゃんが嘘ついたりする性格じゃないのは重々承知だけど…え?人魚って存在すんの?マジで?御伽噺じゃなくて?
(何やら真剣な顔して話し出した相手にえ?と松田と同様の反応を見せれば、昔からの付き合い故にその話が本当なのは心の中ではわかっていても、流石に話が突拍子も無さすぎて混乱しながら上記を問いかけ)

〈諸伏〉
人魚………確かに、それならオークションに出されても不思議ではないが……。
(あの組織の事だからそれくらいの希少性があれば捕まってオークションなりにかけて資金を稼ぐ可能性や組織のモノにして人体実験の材料なりにするだろうと納得が出来てしまい。だが見たこともかない存在故に困惑が勝ってしまい)

〈ルナ〉
見せた方が良い?
(皆の反応を見れば、人間からすれば人魚は御伽噺だと思っていた位だし、衣服を脱ぐから少し後ろを向いてもらう必要はあるし、鰭になれば人間体の今より痛みは増すだろうが見せる?と問いかけ)

〈降谷 零〉

あぁ、本物だ。人間に捕らわれた際に、怪我をしていたため、保護することになった。
( 信じられないだろうが、本当の話だと続けて真剣に話し。ルナが見せるかどうか尋ねてきたが、できることなら見せたくはないし、とりあえず話し終わってみんなの反応を見てからにしようと｢まだ大丈夫だ｣と話して。)



〈伊達〉

はぁー…。だから、そのお嬢さんは足が悪そうだったのか。
( 何だか信じられない気持ちもあるが、絶対の信頼を置いている彼がそう言うのならば信じないわけにはいかないと、納得するしかなく。そういえば、足が悪そうだったのも怪我のせいか、はたまた人魚は通常足がないためなのかと考察して。)


〈松田〉

保護してるうちに、情が湧いちまったってか？
…まぁ、これだけ綺麗な女なら無理もないか。
( 未だに信じられないような話だが。ゼロの話からすれば保護している。つまりその内に彼女のことが好きになったのだろう。ドラマ的にはよくある話だが、このよく知った彼がその当事者になるとは、驚きが隠せず。)

〈萩原〉
なるほどねー。
いやぁ、まさか本物の人魚と出会えるとは……だからそんなに美人なのか。
(相手の話を全て聞けば、はー…と息を吐き出せば降谷の言うことだし、足の悪そうなルナの様子にも人間離れしたその美貌にも納得した様子を見せており「にしても、やるねー。降谷ちゃん。」とニヤニヤとした笑みを浮かべて茶化しだし)

〈諸伏〉
だな。
まさかオレ達も御伽噺とか伝説上の存在と交流する事が出来るとは…。
(松田、伊達、萩原同様にこちらもあの降谷の言葉を信じれば運がいいなと爽やかな笑みを見せれば、その出会いから何からまるでドラマだなとからかい)

〈ルナ〉
(まだ大丈夫と聞けばわかったと頷き。皆の反応からして信じた様子に逆にこちらが驚き。やっぱり相手にとってこの人達は大切な人達だったんだと認識して「この人達も零と同じように国を守ってる人達?」と質問して)

〈降谷 零〉

…信じてくれるのか。
( こうも簡単に自分の言葉を信じてくれたかと思うと正直拍子抜けで。勿論ルナに無理をさせて人魚の姿をしてもらうのは避けたかったので有難いのだが。驚きが声に出ていたようで。

ルナの問いかけには。小さく笑って。)

そうだ。全員この国を守ってる。大切な仲間さ。



〈伊達〉


まぁ、ゼロが幸せそうならよかったよ。
…暫く連絡もなくて心配してたんだ。
( 相手や彼女の様子を見ればにっこり笑って。ここ数年相手からの連絡が途絶え、中々顔を見せなかったため。仕事が理由で此方と接触ができないのは分かってはいたのだが、相手が幸せそうならよかったと。)


〈松田〉


おいおい、萩、あんま変な目で見てると、ゼロに頭ぶち抜かれるぞ。…ちなみに、どっちから告白したんだ？
( ニヤニヤする萩原を見て、此方も思わずにやっとしながらそう言い。気になるところは、どちらから告白したのか。もうこうなったら男子高校生のようなノリで。警察学校時代を思い出し。)

〈諸伏〉
他ならぬゼロの話だからな。
オレ達はお前が嘘ついたりする性格じゃないって知ってるし、何よりオレからすれば納得がいく。
(勿論だろと笑えば、幼なじみであり同じ警察学校を過ごした相手の言葉を信じない訳が無いとカラリとした笑みを見せて)


〈萩原〉
いやいや、そうもなるっしょ?
あ、それも気になるね。
あとどこまでいったの？いつから?
(松田の問いかけに同意すれば、こちらも更に質問を問いかければ、他ならぬ相手が相手だからか根掘り葉掘り聞き出そうとしており。こんな時と女性関係に特化でもしているのか、その観察力を研ぎ澄ましながらニヤニヤと笑っており)

〈ルナ〉
んっと、付き合ったのは今日……んん?昨日?
で、アプローチはこっちからで、告白?は向こうからで…。
(相手の知り合いながら話しても良いのだろうとこちらが判断すれば、萩原達の問いかけに答えていった時に口付けまでと言いかけて、回数は何回で言えば良いんだ?と考え。あの人命救助は数に入れていいのか、同衾した日から付き合ったと言っていいのかなと頭の中で考えて)

だから、そんなこと言わなくていいから。
( ルナが分からないことを言い事に何でも聞き出そうとしているなと、少し萩原と松田を睨み。ルナもルナで正直に話すもんだから、あのお調子者2人が完全に盛り上がってしまっている。)


〈松田〉

えー、手が早いー。
( どこまでいったかの質問に一生懸命答える彼女が可愛いなと思いながら、口付けまでは済ませたことが分かると、付き合ってもう済ませることは済んでるのかとニヤニヤして。萩に｢先越されちまったなぁ、俺ら｣とふざけ半分で言い。)


〈伊達〉


ははっ、こんなに動揺しているゼロを見るのも新鮮だな。
…ゼロを選んでくれてありがとうな。こいつは良い奴だ。
( 質問とルナの返しにタジタジになっているゼロの姿に新鮮さを覚えれば、此方も楽しげに笑って。ルナの方を見ると、彼を恋人に選んでくれたことに礼を言う。心做しか、彼の雰囲気も柔らかくなったなと感じて。)

〈ルナ〉
だって、零の大切な人達なら良いかなって……。
あ、ねぇねぇ……人間達はえっと……最上の愛情表現はいつが良いの?早くないのはわかるけど、人それぞれ違うの?
あと、零は命の恩人で格好いい、優しいのはわかってる。好きになって良かったのはきっとお互い思ってると思う?
(相手の言葉に、他の人ならともかくこの人達は相手と同じように国を守ってる人達で何より大切な人達ならと首を傾げて。ふと、人魚達はすぐに行う行為は人間だといつが多いのかと2人に問いかけて)

〈萩原〉
だな。おっかしいなぁ…合コンでは俺が人気断トツだったのに……。
ルナちゃん、それは人それぞれだから俺達じゃ答えられないかなぁ……っていうか恥じらいは無いのね。
(松田と共に相手を茶化し、少なくても相手がこうしてたじろぐ姿を見るのは久しぶりの為物凄くノリノリで。ルナの言葉が何を指しているのかは察したがそうか人魚だからその辺は感覚が違うのかと苦笑すればそう説明し)

〈諸伏〉
班長の言葉にはオレからも言わせてくれ。
幼なじみとして、ゼロと付き合ってくれてありがとう。
(伊達の言葉を聞けば、こちらも幼なじみとして同じような言葉を言えばルナにありがとうと言ってその返しの言葉に微笑めば。きっとこの2人なら何があっても大丈夫だなと思える何かを感じており)

〈降谷 零〉

あのな、ルナそれは男に聞いたらダメ。
( 信用しきって暴走しているルナには、｢もうそれくらいにしとけ｣と止めに入り。班長や諸伏の言葉には、少しじーんとくるものがあり、顔には出さないが温かくなるものがある。松田と萩原は相変わらずだと呆れるが。)



〈松田〉

あー、人魚と人ではやっぱ違うもんな？
…零、今夜辺り頑張れよ。
( 久しぶりに集ってこうやってワイワイできるのが余程楽しいのか絶好調で。ルナの恥じらいもない質問には、萩原と苦笑しながらも、にやっと笑ってこの後にでも零に頑張ってもらえと言い。)


〈伊達〉

さて、俺はそろそろ帰るかな。
嫁を待たせてるんでな。
( みんなの様子ににこにこしていたが、時計を見てもうそろそろ帰る時間だと立ち上がり。自分も家で待つ嫁がいるため、早く帰りたいところだと。)

〈ルナ〉
ん?駄目なの?
わかった?
(相手にそういう事は男に聞かないと注意されればそういうものかと首を傾げつつも、一応相手の言う事だしと素直に止まり。)


〈萩原〉
はー、今日は笑ったわ。
また今度来て色々聞かせてね、お二人さん。
(伊達の言葉を聞けば、そうなると自分達も帰らないと車の都合がある為立ち上がりながら上記を言い。松田同様「今夜にでも愛してもらったら良いよ」と最後の最後までからかって)

〈諸伏〉
じゃ、オレ達も帰るな。
またな、ゼロ。今度話せる時を楽しみにしてるよ。
(皆の様子を見れば、なら自分もと立ち上がり幼なじみではあったがお互いの所属故にましてや自分はあの組織へNOCバレしたのもあり、こうして話せたのは嬉しかったと純粋に笑えば。あとは4人共に「お邪魔しましたー」と言いながら相手の家を後にして)

あぁ、またな。
( 一応玄関まで見送りをすれば、またいつか4人で集まりたいと思いつつ別れの挨拶を済ませ。リビングへ戻れば、ルナの横へと腰を下ろし。ふぅと一息つく。)

騒がしい連中でわるかったな。

ううん、零も楽しそうだったし大丈夫。
また集まれると良いね。
(悪かったと謝罪されれば普段冷静な相手が、あの人達相手には素をさらけ出して楽しそうにしているのが見れた為満足だと笑い。相手のあんな姿を見れるのはきっとあの人達の前だけだからとそれは自分でもわかったらしく楽しそうなら良いと微笑んで)

そうだな。
…さて、今日は疲れただろ？ご飯食べてゆっくり休もう。
( 相手の言葉には、小さく笑って。立ち上がると今日はほぼ半日外に出ていて相手も疲れているだろう。ご飯を食べたらゆっくりさせてあげよう。と思う。)

ん、わかった。
でも、私より零が疲れてない?
(あの4人の様子と仕事内容、相手の仕事内容と店での対応からしてポアロでの仕事が国を守ってる仕事では無く、おそらく別の仕事があるのではと考えられたのか、そうなると2つ仕事をしている相手の方が疲れているのではと不安そうにして。だがご飯を食べてゆっくりの言葉にはそうすると頷き。)