( 飛んできたのは冷ややかな声。振り返った視線の先には、如何にも我々が風紀を取り締まっていますというようなきりっとした雰囲気の女子が、春風に銀髪を靡かせていて。厄介なのに見つかった、とばかりに小さなため息ひとつ、それからへらりとした笑みを浮かべると許しを乞うように両肩すくめ )いーや…実はシャツだけまだ届いてなくってよ、仕方ねェからこれで来たんだ。今日のところは見逃してくれよ、な?