虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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え……いえ、過去の事ですし、何より貴方は関与しておりません。
ですので謝らずに、経緯はどうあれ今は幸せに暮らせておりますので。
(やはり自分が予想した通り、村長の家系の者が王をしていれば、いくら時が経ったとは言えあの村長の家系だし何よりアンナから聞いた差別主義を聞いていた為、王に対してどうせ尊大な態度であれこれ言われるのだろうと思っていれば、まさか過去の事を頭を下げて謝られれば、自分の思っていた人物像とはかけ離れた人物と分かり、困惑を隠せないながらも、その謝罪を受けいれ、初めは村長や両親を恨んだ事もあったが結果的に良い結果になったからと言っていた時に、王の視線が自分の背中へと移動し、どこか恐れが垣間見える口調で自分の子供かと問われれば、えっ?と思い後ろを振り返れば先程オルレア達といるようにと言い含めた筈のエトワールがおり、不味いと思えば言い訳を妥当なものにする為に頭が自然とフル回転すれば、自分の言葉1つでエトワールにどんな事をされるのか考えたくも無いという極限状態に近い為、これ以上無いくらい頭を働かせれば、まだエトワールの頭の部分が帽子に見えるように細工されているのが幸いかまだマシラビトに見えると判断すれば「えぇ、養子にはなりますが、私の子供です。マシラビトだとあまり無いようですが、私も含めてごく稀に魔法を使えるマシラビトがおりまして。ご存知の通り私はこの国が村だった時にいた正真正銘マシラビトですが、魔法属性を三つと恵まれた魔法の素質があったんです。この子も縁があって共に暮らしていますが、私同様に魔法の素質が高くあったようで」とそれっぽく聞こえるように自分という例がきちんといるから他種族では無くマシラビトでも人によるが魔法が使える人も居るからそんなに心配しないでと言いつつ、エトワールを抱っこすれば、一応何があっても良いように周りを気付かれないように警戒して)
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