「 Close to you 」 　　　

映画館で『バブル』観てきた～！！
"泡"の爆発という未曾有の災害によって荒廃した東京が舞台。多くの人間は東京を去り、パルクールジャンキーたちが食料やガソリンなどの生活物資を賭けてパルクールバトルを繰り広げる日常。才能がありながらチームに馴染もうとしない主人公ヒビキが、"泡"の化身である少女ウタに出逢ったことで、ヒビキの心や世界が変容していく物語。
特筆すべきはやっぱり映像美！作画が本当に綺麗で目も心もグッと惹きつけられる。キャッチコピーで謳われていた通り、没入感が半端ない。基本、アニメ映画は作画がよければおっけーです！ってスタンスで観てるんだけど、『バブル』はストーリー展開も徹頭徹尾ダレることなく見れるのが花丸ポイント。王道の少年漫画的な「友情！努力！勝利！」の要素が詰まっててめっちゃ胸アツ！初期ヒビキは冷淡な一匹狼キャラなんだけど、ウタに出逢って仲を深めていくうちに「本当の自分」を見出して、燃える魂を宿す情熱的な少年へと成長するのがすごくよかった。
それと、前半では卑怯な悪役として描かれていた葬儀屋(アンダーテイカー)ってチームが世界崩壊を食い止める戦いの前にひょこっと登場してお役立ちアイテムを授けてくれたり、かつてのレジェンドがラスダンへ先導してくれたりっていう演出が最＆高すぎてめっちゃ滾った。
人魚姫のお伽噺とも絡めてて、"泡"の化身であるウタがヒビキに触れた箇所から"泡"に戻ってしまうから好きなのに触れられないっていうもどかしさが甘酸っぱくて、ボーイミーツガールよきですね…(尊死)ってなったよ←

胸がキュッてなるシーンや激しく琴線を掻き鳴らされるシーンがいっぱいで、映画館の大画面スクリーンで観れてよかったし、ウタのやわらかくて透明感のある歌声も音楽も魂ふるえまくりだった。多分、2022年上半期のベスト映画になると思う。
こんなに素晴らしい作品を生み出してくださった荒木哲郎監督、WIT STUDIOさん、虚淵玄さん、小畑健先生、その他のクリエイターさんキャストさん方に360度感謝！！です！！