星の数ほど 〆

＿＿初めまして。信条明です。

( 新年度が始まり、爽やかな春風が教室の中を流れていく。こうして、教壇に立ちマイクに向かって自己紹介をするのも何年ぶりだろうか。
ベージュのカジュアルスーツを着た五十路の男に、若者達は期待や不安、好奇心なんかが入り交じった視線を向け、此方の言葉に耳を傾ける。今は新年度のオリエンテーションなので、割と真剣そうに話を聞いてくれているが、講義となれば、きっとこうもいかない。そんな事を考えていると、教授として大学に戻ってきた実感が徐々に湧いてくる。)

専門は歴史学です。一般教養なので、皆さんと多く顔を合わせるのではないかと思います。
……、また、話したい人は、ゼミ室でいつでも歓迎していますよ。

( 淡々と自己紹介を行いながら、何百人といる学生の顔を見ていく中で、一人、見覚えのある顔が見えた気がした。一瞬其方を見つめながら言葉を詰まらせるが、そのまま柔らかな笑みを浮かべ、最後の挨拶を済ませると、他の先生方へ教壇を明け渡すのであった。)



( ／ 了解いたしました！
僭越ながら初回を回してみましたが、このような感じで大丈夫でしょうか？？

時間や展開など、好きなように回して頂いて大丈夫ですので、改めましてよろしくお願い致します！何かあれば、その都度相談して頂けると幸いです！ )