匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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(いつ誰が部屋へやって来るか分からない為、直ぐにウイッグ装着。神妙な面持ちからよくない方へ考えてしまったり珍しく櫻子は後ろ向きに捉えてしまい。反応が気になりつつも椿の方から両手が伸びると首を傾けながら櫻子も両手でぎゅっと優しく色白な柔らかい手を包み込む様に握り締め、軽く上下動かして遊んだり。何となくだが椿の纏う空気が柔らかくなっている様な気がして安心し、口調も先程より砕けた感じに聞こえた櫻子は幼馴染みの愛子以外に初めて同性の友達が増えそうな気がしてほっこりと優しく微笑み掛けて。謝罪に対しては滅相もないといった調子で首を左右に振って表現し、可愛らしく小首を傾げる姿や仕草は同性の櫻子から見ても惹かれるものがあり、幼馴染みで婚約者の明人が彼女を好きになるのも頷けると相変わらず思い込みと勘違いを繰り返しており。鋭い指摘に対し図星だったのか素直に頷くと、異性は家族だけと色恋とは無縁の環境だったのもあってこの歳で初恋すら経験の無い櫻子は「……椿様。実は俺、初恋もまだでして。」こっそり悩みを話し出し「恋愛感情や誰かを好きになるという気持ちがよく分からなく。愛されたいというのは事実ですが、その愛し、愛されるというのがどんな感じなのかまだわかりません。」誰かを好きになるという感情がわからなく、自分よりかは椿の方が恋愛に詳しいと思い、同性の椿へ恋愛相談する勢いで素直に悩みを打ち明け。話している途中に再びズキズキと痛み出したのか胸の辺りを抑える仕草をして。)
ずっと本当の性別を黙っていたから、親友である明人の心を深く傷付けてしまった。嫌われても自業自得だが、椿様が明人の婚約者だと知った時、驚いたのと同時に胸の辺りがこう、きゅっと痛くなって。
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