匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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そうね、快活で、聡明で、強気な明人がお好きなんでしょう?
( 終始慇懃無礼な態度は性分か、直立した櫻子の微笑ましさに再びクスクスと楽しげに笑えば「ごめんなさいね」と、椿としては笑ったことと、内心では図らずも2人の邪魔をしていることも微笑み謝罪して。櫻子の陰口を叩かないところには好感を抱いたが、"2人の関係を知らないであろう可哀想で間抜けな婚約者"に『親しくなりたい』などと宣う精神力には感心さえ覚え。椿に張り合おうとしているのだと判断すれば、自身の美貌は自覚しているところであるから、その根性は見上げたものだと勝手に喧嘩を買うと、美しい故に怖くもある冷たい微笑みを浮かべて上記。その闊達な性格と美貌から女学校では非常にモテた身分で、櫻子の動作にも動じることなく微笑み返せば、櫻子の手からドレスの裾を取り上げるようにしゃがみ込み、元々大きな目を更に見開き櫻子のソーイングセットを指さして。決して明人に対して恋愛の情がある訳では無いが、いつか結婚しないといけないのであれば、椿を尊重し女だからと侮らず好きにさせてくれる明人は理想的な相手であり、本気ならともかく安易に彼に群がる女性を蹴散らすのには容赦しない質でもあって。煽る時の発言が過激になるところや、そもそもの物騒な発想まで、いつかの明人に被っていることも知らず、櫻子の手を取ればその覚悟があるならやってみろとばかりに微笑んで。 )
親しく……ね、そう油断させて、その針で私の眼でもつくかしら。
藤堂のお父様も流石に私がカタワになれば考え直すかもしれなくてよ。片目で許してくださいませね、完全にメクラになると不便ですから。
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