匿名さん 2022-03-14 00:31:01 |
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( / 大変お待たせ致しました。
もしこれ以上このタイミングでやりたいことがなければ、以前からお話していた椿と櫻子の1:1でのお話に移っていければと考えております。夜会の控兼休憩室で鉢合わせするイメージです。
どうぞよろしくお願い致します。 )
( "婚約者"について、このままいけば確かに結婚する可能性は高いとはいえ、現状その表現が正確とも言いきれない関係にも関わらず、明人とは違って親友にさえ涼しい顔で紹介する椿の潔さは、明人にとって尊敬するところでもあって。しかし、明人は今まで柾や他の友人たちに"婚約者"はいないと話していたから、美しい出で立ちの櫻子を見て面倒なことになったと内心溜息をつきつつ、愛子の祝辞に微笑めば椿と2人でお礼を述べて。その視線は愛子に向けられつつも、隙さえあれば櫻子に惹かれていたから、隣の椿から鋭い視線が向けられていたことには気づかず。 )
『ふふっ、……ごめんなさい。貴女が主催者みたいなことを仰るものだから。愛子の言う通りとても……可愛らしい方。姉小路 椿と申します。仲良くしてくださいませね。』
( 一歩進み出た櫻子の言葉に、ふはっ、とつい笑い声を漏らせば椿の笑い声も重なって。片や気難しそうな印象の椿と、軽薄な印象の明人、外見こそ正反対の雰囲気を纏う2人だが、嫌味なくあっけらかんと笑うさっぱりとした様子や、そもそものツボの位置、口に手をあてるタイミングなどはよく似た幼馴染らしさを感じさせて。レースのグローブをつけた手を口元から下ろして、優雅にお辞儀をする椿に合わせて明人もお辞儀をすれば、椿のアイコンタクトを受けて無言で手を差し伸べ、一度この場を離れようと。 )
『私が愛子を独占していてはダメね、お言葉に甘えて楽しませていただきますわ。それでは。』
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