匿名さん 2022-03-08 06:38:52 |
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(/こちらこそこれからよろしくお願い致します)
……ああ、お疲れ様。
(入口から1番遠い部室の角は窓からの陽気が降り注ぎ暖かく、尚且つ他の部員の邪魔にならない特等席。ここで自分で持ち込んだ小説、もしくは劇で演じる台本を1人静かに読むのが1年前からの日課である。1年の時はそんな自分に声をかけようなどと思う者は1年上の部長か副部長、もしくは顧問の教師くらいのものだった。しかし季節も変われば状況も変わる。そんなことを考えつついつものように読書に勤しんでいると自分の名を呼ぶ声が聞こえる。本から僅かに視線を上げると、そこには自分によく声をかけてくる後輩の姿。ここは愛想良く接してやるのがベストなのだろうか、と考えもしたが面倒くさくなり簡単な返事だけ返し)
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