on and on　／　〆

偶の贅沢なら良いじゃない。それに、アタシの事も想ってパピコを選んでくれたんでしょう？はいはい、そうね。異論が捻り出せないのが正直悔しいわ。(　つん、と相手の額を軽く指の腹で押し　) 夜に男の部屋に独りで来るなんて、もう…意味分かって言ってるのかしら。翠も女の子なのだし、ビラや初対面からの展開は危ないわ。アタシが心配になってしまうから、無難に学生時代の先輩後輩でどうかしら。部活動で時間を共有してきた、だとか…──そうね。貴女の案を織り交ぜるなら、例えば数年後にバーや何処かで再会し意気投合。留学を目指している事を知って、アタシがルームシェアを提案する。なんてどうかしら。可愛がっていた後輩の為だもの、お酒の勢いに任せて誘ってしまっても許されるわよね。(　ふふ　)

…翠は人誑しの才能があるわね。あまり褒められ過ぎると調子に乗ってしま──っ、そんなに見詰めないで頂戴。(　ふと視線上げれば此方を見詰める瞳にドキリとし ／ 隔てる様に掌を自身の眼前に翳し　) 本当の事だもの。ん、自信を持ってる貴女はとびきり素敵よ。ふふ、「　ねーさん　」でも「　嘉六さん　」でも好きなように呼んでくれて構わないわ。(　眉間に作られた皺に小さく笑い声零し　)

それじゃあロルの件は決定ね。ええ、その解釈で間違いないわよ。イベント事以外は、殆ど他愛の無い雑談みたいなものね。リアルタイムも惹かれるけれど、翠とアタシが毎回丁度良く居合わせる事が出来るとは限らないし…。タイミングが合えばリアルタイム進行、普段はさくさく進行でも構わないかしら？貴女の求める解答になってると良いのだけれど。的外れだったらごめんなさいね。(　眉尻を垂らし首傾げ　)