名無しさん 2022-02-01 12:27:49 |
通報 |
「 まぁ、強いだろうが…、お前も十分強いだろ。 」
( 麻袋を引渡し相棒と共に男を見送れば、隣から聞こえてきた呟きに、あの荷物のせいで凝った肩を鳴らしながら上記を述べた。
確かに、体が大きい分力は強そうだが…突然あんな大男が目の前に現れたら警戒で済むはずは無い。おまけに緻密な戦略に向かなそうだ、なんて…非力な自分と比較し皮肉になったのか偏見紛いにもそんなことを胸の内で考える。
隣の相棒へも流れで思ったこと口走れば、ハッとしてそのまま車へ乗り込んだ。体は大きくなくとも、あれぐらいの大男とも張り合える彼女は十分強い。)
「……とにかく、早く帰ろうぜ。風呂入りてぇ。」
( 早く車に乗るよう相手へ催促しながらそう言葉を続けると、身につけていた手袋を外してエンジンを賭ける。
どうにも、あのような店にいると酒やタバコ、香水の匂いが付いて取れない。 )
トピック検索 |