毒を食らわば皿まで　／　(〆)

( 自身が仕えている主人の夕食…もとい彼にとっての朝食を窓辺から差す月明かりの中用意する。ある程度の用意が済んだ頃、傍に置いた懐中時計にふと視線を向ければ主人の起床時間が迫っていた。だだっ広い邸を歩かねばならないのだから、そろそろ起こしに向かわねば二度寝する時間を与えることになるとクロスで手を拭うと燭台を手にキッチンを後にして。しん、と冷えた廊下にコツコツと革靴の音がよく響く。絢爛な装飾の床や壁に暖色の灯火を揺らしつつ相手の部屋前までやって来ると、静かに二回ノックを鳴らしてからそっとノブを回して扉を開けば建前の朝の挨拶。続けて伺うような言葉を投げかけながら相手のそばまで歩み寄れば燭台をベッドの傍らの台へ置いて )
───……おはようございます、ライアン様。そろそろお目覚めの時間っすけど。


( ／ 時間が取れず遅れてしまいました、すみません。そしてお返事ありがとうございました、助かります！遅ればせながらながらお返事置かせていただきました、ロルの相性が悪いなどありましたら遠慮なくお伝えください、改善致しますので…！よろしくお願い致します。 )