そうですね、帰りましょうか。 (鞄を両手で持ち直しては、相手の言葉にこくりと頷いて歩き出す。歩いている最中、ふと自身がやってみたいと思っていた事が頭の中に浮かぶ。相手が許してくれるかはわからないが、一か八かだと思い「あの、先輩。頼み事があるんですけど…」と、控えめな様子で話を切り出し)