黒の軌跡〆

それなんですけど、あたしたちの場合ってちょっと特殊なんです。普通は選抜レースを見てもらって、トレーナーさんから声をかけてもらってそこで初めてスカウトしてもらうって感じだと思うんですけど…あたしの場合トレーニングを見ていたトレーナーさんにたまたま声をかけてもらってその場で契約したんですよ！…よく考えたらこれってある意味一目惚れみたいですね！あたしも好きなものは大体一目惚れなので、トレーナーさんとあたしは似た者同士ってことなんでしょうかね？
(食事の手を一旦止めてブエナの質問に対し、自分たちは他のトレーナーとウマ娘の関係とはちょっとばかり違った形での契約だったこと、出会った初日のトレーニングの様子を見ただけでトレーナーが即決で声をかけてくれたのだと話しては、よく考えたら一目惚れのようなものだったのかな？とそんな風に考えては自分との共通点のようなものに今更気付いて、なんだか嬉しそうに笑み浮かべつつ首を傾げ)

[雨宮雫]

キタちゃんの走りを見てこの子は大きくなるなって思ったからね。俺もキタちゃんに一目惚れしたのかも
(出会った時のこと思い出しては、あの時スカウトしておいて良かったなと改めて思いながら、キタちゃんの走りに魅力された自分も一目惚れしてたんだなと話して)

[ブエナビスタ]

なるほど…それじゃあ2人は両思いなんだね
(お互いに一目惚れと言い合うので、それなら2人は両思いみたいなものだなと恋愛的ではなく普通に仲の良さを褒めるという意味を込めて少しからかうような口ぶりで)

えっ！？り、両思いですか…！？流石にそれは…でも、確かにそういうことになっちゃうんですかね？トレーナーさんはどう思いますか？
(両思いから恋愛的な連想を一瞬でもしてしまったことで頬を染めるが、冷静に考えればブエナのそれはそういう意味ではないことを察して、そういう方向の両思いということならば確かにそうとも言えるかもと、この気持ちが決して自分の独りよがりではないことを確かめるようにトレーナーの方を見やって)

[雨宮雫]

両思いでいいんじゃないかな？だって俺はキタちゃんの事大好きだし。何も嘘偽りないと思うよ
(至極真っ当な事だと思ってるので特に悩みもせず即答し、もちろん恋愛的ではなくウマ娘として好きという意味なので恥ずかしがる様子も無く)

[ブエナビスタ]

あの冷たい雫ちゃんがそう言うなんて……キタちゃん、雫ちゃんの事末永くよろしくね
(自分の思う雫は今のように優しげな人では無かったので、ここまで信頼されているキタちゃんをすごいと思い、まるで親目線かのようにキタちゃんに今後ともよろしくとからかうように頭を下げて)

あっ……はい！勿論です！トレーナーさんとあたしの二人でこれからも頑張りますよー！これからクラシックレースに挑戦ですから俄然張り切っちゃいます！
(ブエナの発言のニュアンス的には恐らく別の意図も含まれているのだろうが、トレーナーの発言に少しだけドキッとさせられつつもそれとは気づいていない様子で、あくまでもウマ娘とトレーナーとしてのこの先のことについて意気込みを改めて口にしては握り拳を作り、高々と掲げて)

[雨宮雫]

うん、これからもよろしくねキタちゃん。絶対皐月賞勝たせてあげるから
(キタちゃんの思い聞いてこちらも俄然やる気が出て、まずはクラシックの一冠、皐月賞を2人で絶対に勝とうと約束をして)

[ブエナビスタ]

あー、おふたり共盛り上がってるとこすみませんが店員さん困ってるので
(色々と原因作ったのは自分だが、デザートを持ってきた店員さんが2人をみて話しかけていいか困っていたので、それを見て冷静になりながら3人分のデザート受け取って)

え？あはは…すみません、つい…
(トレーナーと思わず今後の展望について盛り上がっていたところに声をかけられ、そこで初めて完全に二人の世界に入ってしまっていたことに気づき、半ば呆れたようなブエナと困り顔の店員にそれぞれ謝罪をしては、改めて運ばれてきたデザートを見て「美味しそうですね！早くいただきましょう」瞳輝かせながら早くもフォークを手に取って)

[ブエナビスタ]

甘くて美味しい～！ねぇねぇ、また食べさせ合いっこする？
(早速自分のパフェを食べて、ほっぺた抑えながら笑み浮かべて、さっきの時のようにまたそれぞれのデザートを食べさせ合いするか話して)

[雨宮雫]

俺ので良ければだけど…
(ブエナは慣れてるこらともかく、さすがにキタちゃんにするのは色々と考えてしまい、先程は流れでお互いに食べさせ合いしたが今回はどうだろうなとちらりとキタちゃんの方見て)

えっと…はい！あたしも大丈夫ですよ！お二人のパフェとプリンも実はちょっと気になってて…
(ブエナの提案に対するトレーナーの反応を見ればこちらも一瞬考え巡らすがすぐに快く頷いて、どのメニューも美味しそうで二人が注文した品も正直言うと直前まで悩んでいたこともあって少しだけでも食べてみたかったと口にしては、やや照れ臭そうに頬を掻いて)

[ブエナビスタ]

それじゃあキタちゃん、パフェどーぞー
(返答貰えたらすぐにパフェをスプーンですくい、片手を下に添えながらキタちゃんの口元まで持っていき)

[雨宮雫]

俺のもはい、ちゃんと食べておおきくなるんだよー
(自分もブエナと同じようにしながら、スプーンですくったプリンをキタちゃんの所まで持っていき、謎の親目線でちゃんと食べてねと優しさも出して)

わわっ、嬉しいですけど一気に両方出されても一度には食べられないですよ！？…とりあえずトレーナーさんのプリンから…濃厚で美味しいですね！
(二人から同時に差し出されれば、慌てた様子で二人を交互に見やり、少しだけ考えてからまずはトレーナーが差し出してくれたスプーンの上のプリンを口に含み、口の中に広がる卵の濃厚な旨味に感激した様子で目を丸くして)

[雨宮雫]

ふふ、でしょー。いつかこれよりも美味しいプリンキタちゃんに食べさせたいな
(美味しそうに笑みうかべるキタちゃん見ながら微笑み、また自分の作ったスイーツを食べさせたいなと自分でプリン食べながらそう話して)

[ブエナビスタ]

雫ちゃん昔からスイーツ作ってたもんねー、キタちゃんあーん
(自分も何回か食べたことはあるが、彼のスイーツは本当に美味しいのでウンウンと頷きながら共感し、次は自分のパフェをキタちゃんに食べさせて)

トレーナーさんの手作りプリンですか…！？これより美味しいなんて期待しちゃいます、楽しみにしてますね！
(トレーナーのお菓子作りの腕は以前のマカロン作りで知っているため、本当にこのプリンよりも美味しいものがいつか食べられるという期待度は高く、実際に実現するのを半ば確信しつつ満面の笑顔で率直に期待を口にして「ブエナさん、ありがとうございます！…パフェも美味しいですね！少しだけほろ苦い…？感じなんですね」それから今度はブエナから差し出されたスプーンからパフェを食べてはチョコレートとはいえ、ただ甘いのではなく若干のビターテイストとでもいうのかな？と少しだけ首を傾げては、これはこれで美味しいなと感想を抱き)

[ブエナビスタ]

ふふふ、苦味と甘さがちょうど良くて美味しいでしょ。
(ビターチョコに思った通りの反応をしてくれて嬉しそうに笑い、甘いクリームと苦いチョコが混ざりあって更に美味しくなるので「こういうの好きなんだよね」と話しながら食べ進め)

[雨宮雫]

……ご馳走様でした、キタちゃんが選んでくれたこの店本当に美味しかったよ。一応プリンの味メモしとこ…あ、もし作る時はまたキタちゃん手伝ってね
(その後も楽しく談笑を続けてはデザートを食べ終わり、キタちゃんが選んでくれたのもあってとても充実した時間を過ごせたとお礼を言っては、今食べたプリンを越えられるようにとスマホで味をメモしながら、マカロンの時のようにまた手伝って欲しいとお願いして)

はい、もちろんですよー！あたしだけだとちょっと自信ないですけどトレーナーさんとなら絶対美味しいプリンが出来ちゃいますね！
(以前のマカロンもとても上手く出来たこともあり、トレーナーとなら普段あまりお菓子作りなどをしない自分でも安心であり、何より楽しかったため一切の迷いもなく、やる気満々といった様子で答えて)

[雨宮雫]

またひとつ楽しみができたよ。よし、それじゃそろそろ出よっか
(この先また1つキタちゃんとの楽しい思い出が作れそうだなと既に楽しく思い、立ち上がってそろそろ店を出ようと言えば3人分の会計を済ませて)

[ブエナビスタ]

ご馳走様雫ちゃん！おかげで美味しい思いできたよ～……って、うわぁ…もう悲鳴聞こえるね
(奢ってくれた相手にきちんとお礼を言ってお化け屋敷へと歩いていけば、道中既に大きな悲鳴が聞こえるのでそこまで怖いのかなとさすがに驚き)

トレーナーさん、ご馳走様でした！……って、もしかしなくても、この悲鳴って例のお化け屋敷からですか…？男の人もあんなになるなんて、ここ相当怖いんじゃ…
(お化け屋敷に近づくにつれて聞こえる悲鳴に軽くビクッと肩を跳ねさせ、悲鳴の出どころがやはりお化け屋敷からのようだとわかって身構えていると男性のグループがお化け屋敷の出口から悲鳴に近い声を上げながら全力疾走で何かから逃げるように飛び出してきたのを見て、ここにきて流石に恐怖心が膨らんでくれば軽く青ざめて)

[雨宮雫]

そう？俺はどんな風なのかめっちゃワクワクするけど…
(キタちゃんとは逆に、むしろあそこまで怖がるなんて何があるのだろうと好奇心が湧き、目をキラキラとさせながら早く行きたいと指を差して)

[ブエナビスタ]

私もせっかくだから行ってみたいな、キタちゃんどうする？ダメそうなら待ってよっか？
(少し怖く感じたが、さすがに雫の前でそんな姿出せないのもあるがそれと同時に自分も興味が湧いたので行く気になり、怖がるキタちゃんを思って無理しなくていいと念の為確認を取り)

い、いえ！せっかくここまで来たので一緒に入りましょう…！それにトレーナーさんもブエナさんもいるので、大丈夫です
(正直怖い気持ちは先程より大きくなっていたが、一人で外で待っているというのも寂しい気がして、なんだかんだ言って一人ではないのだからと自らに言い聞かせ、何よりそれほど怖がっていない様子の二人が頼もしくも思えて少しは恐怖心も薄れた気がして)

[雨宮雫]

キタちゃん居ないと何も面白くないから良かったよ。でも無理はしないでね
(正直キタちゃんと一緒に入りたい気持ちもあったので嬉しそうにするも、だからといって現時点で相当怖そうなので無理はしないでと自分も心配し)

[[ブエナビスタ]

あ、そろそろ入れるね………うわ、もう早速雰囲気あるね…
(話してるうちに順番が回ってきて、スタッフに案内されて入場すればそこは廃病院をイメージしたところで薄暗くひんやりとしており、非常口の緑色のライトだけが照らされており)