とある版権 2021-12-29 20:19:26 |
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(恥ずかしげもなく並べられた台詞に表情こそ変えないが照れくささからフン、と鼻を鳴らして話を流し。幼顔で覚束ない印象もあったが、まだ学生にして料理もこなしているとは意外な一面を見た気がして感心の呟きを零し。単に後ろをついてくる不思議な存在だった彼が、少しずつ ” 犬巻透 ” として輪郭が鮮明になっていく感覚。自分の話をするのは気怠く、普段通り飄々と素っ気なく躱そうとしてから顎に手を当て考え込み、相手になら、と改めて返答を付け足して)
…へぇ、自分で料理するんだ。__僕?…僕は、並中の風紀以外に興味は無いな。__強いて言うなら…動物、とか。喧しいのじゃなければ嫌いじゃないよ。見るのも触るのも。
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