はちみつ漬けびたーちょこ　〆　　　

ふぅん、そう。……覚えてないな
（透き通るような丸い瞳に浮かんだ煌めきは眩しい程で、ひたむきに紡がれる言葉も贈り物も曇りなく好意的に伝わってくるのだが、素直にそれを受け取るには些か不可解が多すぎて。記憶の中で僅かに引っ掛かる何か、言われてみれば見覚えがあるような気も。含みのある沈黙を作りはしたが認めるのも癪で素っ気なく言い捨て、手元の書類を机に置くと差し出された包みを受け取り。純粋な礼と言われてもそれ以上の悪い意図を勘繰ってしまい、一旦風呂敷の中身は確かめず眉根を寄せて怪訝な表情を浮かべ）
礼なんて求めていないんだけど。＿＿作ってきたって……何？君、何企んでるの。