匿名のなめ 2021-12-25 22:01:06 |
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(生命感の不存在はリビングルームに限ったものではなかった。更に奥地へ踏み入れた彼女、その面に浮かぶのは唖然、やがて感心。稼業の特徴もあり成程ミニマリストじみているとは感じていたものの食器の類も含まれるとは予想外だった。のっぺりとした印象のキッチンに乾燥したシンク…どれも清潔であるがその様子は暗殺者の雰囲気をそれとなく想像させて…………考えすぎか。数瞬間思考のために立ち尽くした後、収納の戸をいくつか引いてコップを探す。調味料、調理器具、三つ目に手を掛けた時___事件は起こった。
これまで面倒をかけた相手たちは何となく夜型が多く、それ故コミュニケーションは殆どなかった。別に期待し、歓迎していた訳でもないが。邪魔しているとはいえ裏社会の人間。「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」というニーチェの言葉然り、必要以上の関わりは不要。相手の名を知っていながら、当たり障りのない敬称で呼称するのも同様の理由だ。今回もその判断基準に則した上で顔を上げ挨拶をした__しようと思った__男が裸体でなければ。彼の名誉にかけて言うと上裸である。しかし彼女の視点からはキッチンの構造上、下半身は見えなかったのだ。要するにダビデ像に似たものを思い描いてしまったそうだ。その方面の免疫は皆無に近い。彼女を許してほしい。)
随分早いのね、おはよ……ってちょっ、ちょっと服着て!まっ、はれんち!!!
(上記叫んではそれだけで顔は赤い風船をそのまま膨らませたようになったが、追い打ちをかけるように想起した…机の上に宝箱を置いたままにしていたことを。幼きフラッシュバックが過ぎる。それからは雷光のごとき速さ。昨夜の緩慢な方針とは真反対にターゲットを奪取、及び安息の地への帰還。リアルFPS、距離にして往復数メートルもないだろうに様々なショックが所以して息も絶え絶え。合間を縫ってようやく聞こえた、「なんのためのもの」?えっ、あぁ、自分の食事を何か深刻そうに観察しているらしい。正直言ってこちらは即返事ができるほど穏やかな状況ではないのだが、聞けば声色が声色だ。脳内ウィンドウはエラーとパニックで文字通りショート寸前、半ばオートシステム化した理性が回答を編む。)
何って、食事よ。疾病は特にないわ。
(胸式呼吸をする毎に慣れない空気が肺胞を満たす。余り大袈裟にしたくもないので、深い呼吸を繰り返して誤魔化そうと試みる。端末からは只のびのびとワルツが流れていた。)
アレクさんの錠剤へのシリアスなお返事に対し、こちらはシャルのピンク免疫皆無による怒涛かつギャグじみた返事になってしまったこと、深くお詫び申し上げます。。。オーバーロードで発熱展開を考えておりました…
もしご気分を害されたり、萎に該当したりすることがございましたらお申し付けくださいませ。即座に訂正させていただきます!!
看病シチュエーションということでしょうか…?是非ぜひ!むしろ私得すぎる展開で、構わないのか恐れ多い気持ちです…() ねむ様のお好きな仕草やシャルにしてほしいことがあれば何でも仰ってくださいませ!!
解明後の流れもご提案のままに進めていただければ…!お料理教室から、シャルの手作りイベントなども発生させられそうですね!! (鼻息)
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