語り手とは。 2021-12-24 17:30:06 |
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>シエル
(却説今日はどんな客と会えるだろうかと目を輝かせながら、数年振りにこの広場へと荷車を転がして来る。ふと耳に入ってくる調べに顔を上げ、皆の視線の先に居る妖精の姿を認める。
今迄こんな素晴らしい演奏は中々聴かなかった。此処で大声を上げて空気を打ち壊すなんて事出来ず、地面にすとんと腰を下ろして暫し貴方の演奏に聴き入り。やがて音が止まると、自分も周りに合わせて手を何度も叩き。
「……やぁ素晴らしかったね! 俺は音楽には詳しく無いのだけれど、そうだ一つサインくれないかな売ったりしないから!」
人々が或る程度去った後。待ち兼ねた様に立ち上がり、人畜無害な笑顔で貴方の前迄駆け寄り、上記を一息で話し。にこりと小首を傾げると、銀色の髪が微かに光に透けて揺れては。)
《始めまして、勝手ながら絡ませて頂きました。
宜しければうちの子と話してやって下さると嬉しいです!》
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