御身に捧ぐ　、　無登録　／　刀剣乱舞

昨日は一言も返事が出来なくて申し訳ないね、お詫び … とは言えないかもしれないが、もう一日だけ俺と言葉を交わしてくれないかい。主が望ましくないと思うのであれば、無視してくれても構わないから … 。
＿＿ 嗚呼、でも。貪欲でも良いと言ったのはあなただったね、主。それではあなたの優しさに甘えて今日だけ、貴方を未だ独り占めさせてほしいな。
さてはてどうしたものかな。閉じ込めてもあなたは何処ぞへ行ってしまうときた。 … これではひとたびとて目を離せない。ふふ、その信頼は素直に嬉しいものだ。あなたの信用が俺に在る限りは主の傍にて全てを守り続けるよ。何たって俺は贋作とは違う、からね。
偶々とは違うだろう。全く、髪を首に巻きつけるなんて酔狂にも恐ろしい行為だって理解して欲しいものだけど … 。任せてくれ。あなたが再び俺に会いに来てくれた暁には、あなたに似合うマフラーを渡そう。
うん、いいね。主に髪を結ってもらえるなんて刀である頃には想像すら出来なかったよ。 … こんなに、幸せな気持ちになれるものなんだね。おや、せんすなどと、 … あなたはもっと自分の目利きに自信を持った方が良い。十二分に上手く結えているよ。