僕と俺と私と貴方のマリアージュ

　
>43 水瀬

あぁ大丈夫だ、ちゃんと前を見てなかった、悪いな。
まぁ何もないとは思うが…もし後でどこか痛むようだったら保健室まで来るんだぞ。
（心配そうな表情を浮かべこちらを見つめる相手に改めてぶつかってしまったことを謝罪する。勢いよくぶつかったわけでもないので恐らく大丈夫だろう、そう思いつつ何かあれば保健室へ来るように、と廊下の窓を開けながら相手に伝えて。）
うっ…今日急に寒過ぎるだろ…。


>44 翔吾先生

やっとひと段落ってところだな…あー、ちょっと休憩…。
（朝から数名の生徒の応急処置の対応をしていた為滞っていた書類整理をあらかた済ませると、ひと息入れようと流し台に立ち電気ケトルでお湯を沸かし始める。そろそろお湯が沸こうかと言うタイミングでノックの音と共に同僚の声が。一瞬怪訝そうな表情を浮かべるとドアを開けてそこに立つじぃっと相手を見て。）
……仕事中は先生を付けろっていつも言ってるだろ、翔吾"センセイ"。


>45 早乙女

なんだ、早乙女か。数学？数学なんて公式さえ覚えれば難しいモンでもないけどな…。
（ゆらりと顔を上げた相手を確認すれば、あぁコイツか、と小さく息をつく。自分の事を"俺"と呼ぶ女子生徒はこの学校に数人いるがやはり印象的ではある、この生徒もその内の一人で。話の内容から察するに数学の成績が悪いのだろうな、項垂れる相手に追い討ちをかけるような言葉を投げかけながらそんな事を考えて。）