匿名さん 2021-11-29 00:22:38 |
通報 |
傾注!敵歩兵多数が国境警戒ラインに接近中である。地点はA66、数は小規模との報告のみ。我が分隊は速やかにこれに対処する。なお、火器の使用は原則無制限とし、小官からの発砲許可を確認次第自由射撃を認める。以上!総員騎乗!
(軽戦車を演説台代わりに作戦指示を飛ばせば、自身はそのまま軽戦車の砲塔ハッチから滑り込み。彼が命じた"騎乗"は所謂「タンク・デサント」を意味しており、各履帯型、歩行型の各戦車には外部に歩兵を騎乗させられる即席の加工が施されていて。履帯型は車体エンジンルームの真上にキャンバス布が敷かれ、振り落とされないように申し訳程度の把手が縫い付けられ、4名が何とか寿司詰めで座れる状態。一方の歩行型には、さながらラクダの背嚢のように胴体を跨いで掛けられているハンモック状に編まれた申し訳程度の椅子がぶら下がっており、歩行型の胴体側面に背を預けさながらブランコに乗るように座る作りになっていてやはりこちらは六人まで搭乗可能であり。いずれも正規の輸送車両に比べれば快適性も安全性も全く期待できないが、今回のような小規模の行動には丁度よいとされていた。)
中尉、俺の戦車に付け。
トピック検索 |