私は証拠を持っていないので…。 (なので脅す気はありませんよ、と流すと忘れ物の存在を思い出して、机の端に置いてある教材を手に取り。見るからに隠し事が多そうな相手に向き直ると、話を切り出して。友達を待たせるわけにはいかないが、相手の方も鍵を開けてくれないだろう) あの。私、そろそろ戻らないといけないのですが…。