匿名さん 2021-11-18 15:54:31 |
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そうかなあ。もしだめだったらどうしたんだろう。
( 肩を落として帰ったのなら、歩き疲れて野宿をしただろうか。傘なんて持っていなくて、濡れで体温が奪われているだけだったかもしれない。だからこそ、幸運だったといえるだろう。「ノアールさん。それとも、さんづけはしない方が良いかな」いとも簡単に下げられた手。魔法の力はやはり凄い、されるがまま、不可抗力だった。「え、そんな簡単に増設を……?色々バイトしてるから、多少は。家賃払うのは厳しいかなー……なんて」リュックから取り出した財布の中身は、紙幣が数枚と硬貨が少々。その日暮らしの身、お世辞にもお金持ちとは言えない。眉を下げつつ言い辛そうに話せば、ちらりとそちらの様子を窺って )
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