匿名さん 2021-11-18 15:54:31 |
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多分俺が特殊なんですよ。その日のご飯が美味しければそれで良いというか……危なかった。貴方がいなかったら今頃俺は濡れ鼠だった。
( からりと軽い笑みを浮かべつつ、ゆったりとした口調で持論を話す。己の場合は、やりがいが他者の存在によって出現する。やりたいことは他人のためになること。偽善者じみたこの心は、たとえ相手が同じ人間であろうと理解されないだろう。雨音に窓へと視線を向けては、腕を組んで戯けてみせる。「うわ、凄い……便利ですね、それ」スイッチを使わずとも、いとも簡単にほわりと明かりが灯る部屋。魔法なんて目にしたのは当然初めてで、視線を奪われた。「ですよね、わかっていますよ。明日の早朝には出ていきますから」嫌味を物ともせず頷くと、出ていく旨を告げて。居候させて貰えたらどんなに楽だろうか。我が儘は口から出ることなく、会釈へと変わって )
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